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白山開山1300年の楽しみ:博物館に行こう!

 

福井人にとって大記念すべき泰澄大師白山開山1300年の今年。

chottoもできるだけ楽しみ尽くしたいなあと思っております。

 

 

1300年といってもどう楽しんだらいいのかと困る方が

もしいらっしゃたらいけませんので

chottoからも色々ご案内させていただきたいと思います。

 

 

せっかくこの年に福井にいらっしゃるなら

そして少しお出かけできるお時間の余裕があるのなら

楽しまれなければ損ですよ!

 

こういう年は、普段の年では目にできないようなものでも

お目にかかれる機会に恵まれるものです。

そして次の幸運の機会が訪れるのは100年後。

 

うーん・・・生きてない!!

 

 

さて早速

 

先日、福井市城東にある福井県立こども歴史文化館に行ってまいりました♪

 

ただいま、「泰澄伝説が生まれたころの越国」という展示を見ることができます!

開催期間がGWからだったので、なかなか行けなくって・・(;・∀・)

ギリギリになっちゃったのですが

明日6月4日が最終日だそうで、今週末よかったら行かれてみてください(;^ω^)

 

 

今年はあちこちの博物館で白山開山1300年をテーマにした展示が予定されているようです。

 

まず平泉寺で7月15日〜8月21日の期間、平泉寺白山神社宝物館特別公開があります。

続いて秋ですね

 

福井県立歴史博物館さんは

10月21日〜11月26日特別展「泰澄ー白山信仰における意義を探るー」

 

福井市立郷土歴史博物館さんでは

10月13日〜12月3日「福井市の霊山 文殊山」

 

みくに龍翔館さんでは

10月28日〜12月3日「霊峰白山豊原寺の歴史と遺産」

 

越前市武生公会堂記念館さんでは

12月8日〜1月14日「開創1300年記念特別展 粟生寺展」

 

織田文化歴史館さんも10月〜12月で泰澄に関する展覧会を予定されています。

 

 

石川県のほうでも色々展示あるようです。調べ切れていませんがご参考まで!

白山市立博物館さんで

10月21日〜11月26日特別展「白山下山仏と加賀禅定道」

 

小松市立博物館さんで

9月30日〜11月26日特別展「白山信仰と那谷寺(仮)」

 

この秋は忙しくなりそうですね!

 

 

 

さて、こども歴史文化館さんの展示につきまして

文字だけですが、少し感想を・・

 

展示スペースは広いわけではないのですが、

新しく知ることが多く

小さい子でも理解できるようにかガイドスタッフさんがいらっしゃって

丁寧に説明してくださって、大変楽しめました^^

小学生くらいのお子さんから、向いていると思います!

 

chottoが興味を引かれた展示を順に挙げますと

 

〜螳ぬ鐃秦蟶遏崚寛仙人之図」

 

 

江戸時代に福井藩4代当主松平光通が平泉寺に奉納したもので

作品自体は室町時代後期の水墨画の掛軸です。

相阿弥真相は大徳寺という京都のお寺に「瀟湘八景図」という絵があるのが有名です。

 

鉄拐仙人は中国の仙人で、絵には呼気で自分の魂を飛ばしている仙人が描かれています。

 

ガイドさんが、なぜ松平光通公がこの絵を平泉寺に奉納されたのでしょうねとつぶやかれました。

 

なぜでしょうね?!

 

松平光通公が泰澄大師の伝承をご存知で、仙人を泰澄さんに重ねて見られていた・・のでしょうか。

 

作者の相阿弥は足利義政お抱えの同朋衆の一人で、

相阿弥の祖父能阿弥、父芸阿弥の3人で同朋衆だったわけですが

この祖父の能阿弥はもともとは越前朝倉氏の家来だったそうです。

朝倉氏は平泉寺によく寄進をしていました。

 

そういうお話が伝わってのことかもしれません。

 

あるいは、相阿弥というと、chottoは以前滋賀の大津絵美術館を訪れたときに

三井寺(園城寺)の円満院で相阿弥作というお庭を見たのですが

 

平泉寺は延暦寺の末寺になる前に園城寺の僧の支配下にありましたから

松平光通公も円満院のお庭を歩かれたことがあったのかなあ・・

なんてことも想像したり・・・

 

それにしても室町時代の水墨画が見れるなんてまさか思いもしなかったので

びっくりしました^^

 

 

 

白山牛王宝印版木

岐阜の長滝神社の若宮修古館のもの

魔除けの護符の版木で20cm×30cmほどの大きさがあり、結構大きなものです。

 

これは起請文にも用いられるもので、徳川家康の起請文にも多く用いられていたのだとか。

こんなに大きな印を押していたのか!とびっくりします・・。

 

徳川家康といえば起請文破りの人。

豊臣秀吉が晩年病床に臥した中で家康に対して豊臣政権を守るようたくさんの起請文を書かせたのですが

その死後あっという間に家康は起請文の約束を反古にしてゆきます。

 

起請文の約束を破るとバチがあたるそうなんですが

当たらなかったんですね〜〜。

こんなおっきなハンコ押したものを反古にできるのだから

やはりかなり肝の据わった人だったのですね。

 

でも展示の中で、松平家が奉納した絵馬や掛軸があるのを見ると

「家康公が反古にしてすみませんでした!」という恐れもあったのかもなんて^^;

想像してしまいました^^;

 

 

 

G鮖鎧劃紺篳 

御前峰周辺にあった銅鏡、懸仏、経石、化仏の展示がありました。

特にchottoは懸仏を知らなかったので、勉強になりました。

化仏は十一面観音像の頭部にあったとされる仏像です。

 

小さな仏様ですが、非常に緊張感のある表情をされていて

気持ちが引き締まりました。

 

ご覧になられた皆様はいかがでしたでしょうか?!

相阿弥真相作「鉄拐仙人之図」はもしかすると

平泉寺宝物館の特別公開でも見ることができるかもしれませんね?!

平泉寺宝物館は源義経ゆかりの琵琶などもあるようで

実際どういうものか見れるかわかりませんが・・

楽しみにしております。

 

 

 

こども歴史文化館のガイドさんとも話していたのですが

松平春嶽公や結城秀康公、柴田勝家、お市の方、朝倉氏一族、道元禅師

福井の歴史というとこういった方々の名前が上がりますが

みなさん外からいらっしゃった方々で

この人を見れば福井の人の人となりが見えるということは

残念ながら、難しそうです。

 

実際の福井県に生まれついて暮らしてきた

私たちのご先祖様がどんな人たちであったのか

その暮らしや、何を大事にしてきたかという価値観を知ることができるということが

白山開山1300年の最大の魅力といえるかもしれません^^

 

 

 

皆様もぜひ足をお運びくださいませ♪